ネット環境が不十分なせいか、奥様の目が怖いせいか、
最近、読書量が増えてきています。
スキマ時間にチマチマと。
まあ、増えたといっても、今までがネット依存のダメな現代人らしく、
読書量が限りなくゼロに近かっただけだとか・・・w


で、住まいが都会に近づいた影響で、こんな本を読んでました。
さいごの色街 飛田

昔から性風俗というアングラなネタに興味を引かれる性癖で、
それは単純に下世話な好奇心という部分もあるかもしれないけれど、
一方で、人間の、普段は見えない部分が見える気がするのです。


で、この本。
個人的に、風俗産業は必要悪と思っている僕がいて、
読んでいる当初はフェミニズム的な批判的描写には違和感がありました。
ただ、少なくとも歴史的経緯、地元取材については、
よく書かれていると思いながら読んでおりました。

また、読み進めるにつれて、著者のスタンスも微妙に揺れてきていて、
ネット上のインタビューでは、飛田の是非について「揺れ動いてる」と発言されています。
一面的な見方をすれば簡単に結論が出るかもしれないけれど、
複眼的に捉えれば捉えるほど、何とも言えない。

しかも、飛田新地の顧問弁護士を橋下市長がつとめていたこともあって、
この飛田新地の、大阪市の、闇は深いと思うw