この時期は戦争物の小説だったりドキュメンタリーが増えるのですが、
今年は戦後70年ということで、いつにも増して多い感じがあります。
その風潮に加えて、偶然(偶然とは言っていない)にもパラオに行って、
自分の中でも歴史好きの機運が高まってきました。
メインPCが実家なので、ヲタ活動ができないこともあるしw


で、パラオに向かう航空機の新聞広告で、
この本の存在を知って、いくつか本屋をめぐり、探し当てて買った。

復刻アサヒグラフ 昭和二十年 日本の一番長い年


ここ10年ぐらいで、多少、第二次大戦に関する物の本を読んだので、
ドキュメンタリーより、原典・現物に当たりたい僕のニーズに応えてくれる本。
昭和20年当時の雑誌の復刻版です。

まだ熟読はしていないけれど、時代の雰囲気がとても分かって非常に興味深い。
それは、復刻された本文からも読み取れるけれど、
ある意味、雑誌の広告が一番、世相を感じさせてくれる。

終戦までは、郵貯の広告が「現金で持っていては決戦に間に合わぬ」だったのが
終戦後は、「老夫婦女家族の生活は安定させておこう」に変わっている。
冷静に考えると、『お前が言うな』的な突っ込みどころ満載だけどw


当たり前だけど、終戦後も日本という国は続いていたんだなあと感じる。
8月15日までに読みきりたい一冊です。